ここが夢か現実かという問題について考えることは、あまり意味が無いというか、例え夢だとしてもこの世界から自らの手によって醒める方法を考えると、確証も無しに実行するのは難しい。この世界が夢だとしたら、この映画で言う現実は僕にとって死後の世界と…

http://ateam-movie-yokoku.jp/moviepage/%E5%90%8D%E7%94%BB%E3%82%92%E5%87%A1%E4%BD%9C%E3%81%AB%E4%BB%95%E7%AB%8B%E3%81%A6%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E4%BD%9C%E6%A5%AD このクソ暑いなか30分かけて『特攻野郎 Aチーム』の予告編を作ったは良いが、…

実写映画の俳優陣を見て、原作漫画のような頭脳戦・心理戦を展開できるのだろうかと心配していたが、悪くない意味でそこは裏切られた。TVCM内の「究極の頭脳ゲーム」というコピーは真っ赤なウソだ。自堕落で最底辺の生活を送りながら、そんな自分を直視でき…

確かに、旧エヴァとは別物に違いない。旧エヴァは謎めいた物語やキャラの内面を強く描き、視聴者に歩み寄ってもらう必要のある作品だった。だが、今度のヱヴァはとても分かりやすく、庵野秀明総監督の思い描くエヴァ（ヱヴァ）は、十数年の間でようやく輪郭…

地球規模で繰り広げる巨大ロボットたちのヤクザ抗争を軸に、友情、恋愛、家族愛をがっつり詰め込んだ、まさしくエンターテインメントな作品。前作は内容がアレ過ぎてサッパリ記憶に残っていないが、お馬鹿を突き抜けたトンデモ映画として、それを大きく凌駕…

本編が始まって10分くらいで「ああ、これはいかんなあ。最後まで観たら落ち込むなあ」と確信を持てたのだが、それでも勝手に自分の人生を重ねてしまったりして、案の定、最後まで観てひどく落ち込んだ。こういうの観て落ち込めるだけ、まだ若いとも言えるの…

開いた口が塞がらなかった、いや口半開きで船を漕いでいた『CASSHERN』と比べると、残念ながら作品としてまとまっていると思う。もう笑うしかないタイミングで椎名林檎のヴォーカルが聞こえてくるシーンとか、そんなトンチキなことも無かったし。これではネ…

舞台はオーストラリアのとある高校。生徒の誰かが自殺するところから映画は始まるが、ここで時間はその日の朝に遡り、物語は誰かの死に向かって描かれることになる。物語の中心は6人の生徒。カメラは常に誰かの視点を追う形になっており、6人のうち誰かとの…