駅のピーン・ポーン

東新宿副都心線に乗り換え、終点・渋谷駅下車、二つのエスカレーターに乗って改札を通り抜ける。普段はそのまま地下道を通り京王線方面で地上に出ているが、今日は上を歩いて帰りたいと思い最寄のJR東口方面出口へ向かう。

地上へ繋がる最後のエスカレーターに左足を載せたとき、「ピーン・ポーン」というピーンとポーンの間にちょっと“間”のある音に気を取られた。僕はあの音が耳に入ると、映画『グレムリン』に登場するギズモの歌を思い出す。ギズモが口ずさむの最初の2音とこの「ピーン・ポーン」は、同じ音なのではないかと気になって頭から離れなくなる。